**黒い実、茶色い実 **
                    〜〜2020/7/29 New〜〜



草の実や、低木の実たち

  


左の写真は、ヒオウギの花。見るからに気が強そう。葉はまるで、プレスしたみたいにぺったんこ。
右は実になったヒオウギです。
実は漆黒なので、ぬばたま、と呼ばれています。



    


ヤブミョウガ。白い花。実になると、こんなです。
まるで宮澤賢治の「月夜の電信柱」みたい。


  


シロヤマブキ。楚々として美しい花です。実は、こんなに真っ黒。


  


クサギの花。蕾もある、咲き始めの頃。
実はまるで、坊主頭のヒトデみたい。


    


ゴンズイの花。開花しても丸っこい。実ができ始めるとこんな。
そして実が弾けると、黒目が飛び出て、まるでピカソの絵みたいです。

花も葉も実も、とても面白くて、私が好きな高木が2つあります。
1つ目は、トチノキです。


  


花の形は、円錐。右の写真は、実生のトチ。葉は綺麗な幾何学模様です。


  


白いのは、トチノキ。赤いのは、ベニバナトチノキと言います。

    


トチノキの花びらは、こんなふうに落花します。写真左。
中央がピンクだけれど、これは外観が白いトチノキのほうです。
右の写真には、こんなセリフをつけたくなっちゃう。
「ざるそば2丁、お待ち遠さま。」「待ってたのよん。ご苦労様。」


  


花の後、こんな実がつきます。
落下した実を拾って、外皮を剥くと、こんな可愛い中身が現れます。
まるですずめの顔みたい。



2つ目の面白い高木は、アオギリ。


  


左は、芽生えてきた頃の葉。
右は幹。こんな緑色が混じっているから、アオギリと言うんですね。


  


木についた状態では、こんな。写真左。
それが落下すると、こんなです。写真右。


  


花は、こんなふうにクルクルになって落花します。
並べてみると、つまようじを差した、懐石料理みたいです。



***番外編


    


左は、ムクロジの外皮と、中の黒い実。
ムクロジはとても高い木なので、花の写真が撮れません。
「子鹿物語」によれば、ムクロジの花はフロリダでは4月に咲いて、色はラベンダー色。
でも図鑑で見ると黄色。(?。?)。いつか花の実物が間近で見れたらいいな。
さて、ムクロジの外皮は石鹸になります。
拾って来ると、私はペットボトルの空き容器にこれを入れ、水を入れ、シェイクして泡立てて、台所の洗い物をします。
黒い実は、羽根つきの羽根に使われます。それは自分じゃ作れません。(^^;)
容器に入れてマラカスにするには、ちょっと大粒過ぎる。

右は、タイトルと違う色の実だけれど。粒が12個も入っていた、からすのえんどう。
鳴らしてみたら、野太い音がしました。



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